※本文にはPRを含みます。掲載順や紹介する業者は、報酬額では決めていません。利用するかどうかは、料金・対応内容を見て判断してほしい。
前回は実家の片付けを自分でやるコツについて調べた。自分でできる範囲と業者に頼む範囲を線引きしていく中で、結局いちばん気になるのは「業者に頼んだら、いくらかかるのか」ということだった。今回は、遺品整理の費用がどんな考え方で決まるのかを調べてみる。
遺品整理業者おすすめ比較ではすでに業者の選び方を書いたので、今回は「業者をどう比べるか」ではなく、「費用がどういう要因で決まるのか、その考え方」に絞って調べていく。
費用を決める主な要因
調べた範囲では、遺品整理の費用は主に次のような要因で変わるようだ。
間取り・部屋の広さ——ワンルームと3LDKでは、当然作業量も人数も変わってくる
荷物の量——同じ間取りでも、荷物が少ない家と、物であふれている家とでは費用が大きく変わる
立地・搬出のしやすさ——エレベーターの有無、駐車スペース、トラックが横付けできるかどうか
特殊清掃の有無——長期間手つかずだった部屋や、通常の清掃だけでは済まない状態かどうか
同じ「3LDK」でも、荷物の量や立地によって金額の幅がかなり出る、というのが今回調べていちばん納得した点だ。間取りだけを見て金額を比べるのは、あまり意味がないのかもしれない。
相場についての数字の見方
業者の比較サイトや遺品整理会社のホームページには、間取り別の料金表がいくつも掲載されている。ただし、これらは国や自治体が出している公的な統計ではなく、あくまで個々の業者・サイトが独自にまとめた目安の数字だ。サイトによって金額の幅にもばらつきがあり、どれが「正しい」相場かを断定することはできない。
今回調べた範囲では、1K・1DKクラスで数万円台〜十数万円程度、1LDK〜3K・3DKクラスで十数万円〜30万円程度、3LDK前後になると30万円台〜50万円程度、という幅で紹介しているサイトが複数あった(2026年9月時点、複数の遺品整理業者・比較サイトの料金表による。あくまで各サイトが独自に示す目安であり、公的な統計ではない)。実際に検討する段階になったら、複数の業者から見積もりを取って、目の前の家の状況に合った金額を確認するしかなさそうだ。
追加費用が出やすい典型的なケース
見積もり後に追加費用が発生してしまうケースについても調べてみた。調べた範囲でよく挙げられていたのは、次のようなパターンだ。
想定より荷物の量が多かった——訪問見積もり時に見えていなかった収納の中身や、別の部屋の荷物
特殊清掃が必要だった——ゴミ屋敷状態だったり、長期間掃除されていなかったりした場合
搬出経路の問題——エレベーターがない、階段が狭い、トラックを近くに停められないなど
家電リサイクル料金や遠方への運搬費——見積もり時点で対象品を正確に伝えられていなかった場合
「作業一式」「処分一式」といった曖昧な表記だけの見積もりだと、後から何にいくらかかったのか分かりにくいようだ。追加費用が発生する条件が、見積書や契約書にきちんと書かれているかどうかを確認することが大事だと感じた。
見積もりで確認しておきたいこと
調べた内容をもとに、見積もりを取るときに確認しておきたい点を自分なりに整理してみた。
内訳が明記されているか——人件費・車両費・処分費・オプション費用などが分かるようになっているか
追加費用が発生する条件——どんな場合にいくら追加になるのか、事前に書面で示されているか
訪問見積もりかどうか——写真や電話だけの見積もりだと、実際の作業で差が出やすいと言われている
キャンセル・変更時の条件——予定が変わった場合の扱いも、契約前に確認しておくと安心そうだ
見積もりは1社だけで決めず、比べるのが基本のようだ。「遺品整理110番」は、実家の地域・荷物の量・希望条件に合う業者を紹介してもらえる紹介サービスで、複数の業者を比べたいときに使いやすいと思う。無料見積もりの範囲や追加費用の条件は、依頼前に必ず確認しておきたい。次の項では、自分で片付ける場合との比較もしておく。
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自分で片付ける場合との比較
費用だけを見ると、自分で片付けたほうが安く済むのは間違いなさそうだ。ただし、実家の片付けを自分でやるコツでも書いたとおり、大型の荷物の搬出や特殊清掃が必要な状態になると、自分だけでは対応しきれない場面も出てくる。費用の安さだけでなく、自分にかけられる時間・体力・気持ちの余裕とのバランスで、どこまで自分でやり、どこから業者に頼むかを考える必要がありそうだ。
また、遺品の中に高く売れるものがあるかも?で書いたように、買取ができる品物が多い家の場合、買取分を差し引いた実質的な負担が下がるケースもあるようだ。費用の「見た目の金額」だけでなく、買取との組み合わせも含めて考えたほうがよさそうだと感じた。
よくある疑問
Q. 見積もりは無料?
多くの業者が見積もり自体は無料としているようだ。ただし「無料」なのは見積もりまでで、実際の作業や訪問にあたって条件がある場合もあるようなので、事前に確認したほうがいい。
Q. 相見積もりは何社くらい取ればいい?
明確な決まりはないようだが、2〜3社から見積もりを取って比較すると、金額の相場感や内訳の違いが見えてくる、という情報が多かった。
Q. 一番安い業者を選べば失敗しない?
金額の安さだけで選ぶと、内訳が曖昧だったり、後から追加費用を請求されたりするリスクもあるようだ。金額と一緒に、見積書の内訳や対応の丁寧さも確認したほうがよさそうだと思う。
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この連載の記事一覧はこちらにまとめている。
まとめ
遺品整理の費用は、間取りだけでなく荷物の量・立地・特殊清掃の有無によって大きく変わる。ネット上の料金表はあくまで業者独自の目安であり、公的な統計ではないので、断定せずに参考程度に見るのがよさそうだ。見積もりの内訳と追加費用の条件をきちんと確認することが、後悔しないための一番の対策だと感じた。次回はまた別のテーマで、調べて分かったことを書いていきたいと思う。
参考にした情報
遺品整理の費用相場はいくら?料金体系と内訳をプロが徹底解説(2026年9月時点の業者サイト料金表を参照。公的統計ではないため目安として記載)
遺品整理の追加料金はなぜ発生する?防ぐ方法を解説(2026年9月時点の業者サイトを参照)

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